
精神科では比較的若い女性にボーダーなどと診断されるケースが多い。うつ病、リストカット、自殺願望、人間関係のトラブルの繰り返し、過食、嘔吐を訴えるケースが多い。DSM-Ⅳ-TRでいう境界性パーソナリティ障害ではないかとされている。情緒不安定で種々の行動化を繰りかえすことが多い。したがって、安定した治療を関係を構築するのは難しい。元は、神経症と精神病の境界線にあるケースでの意味で用いられた。
ボーダーラインの障害の概念では境界性分裂病、統合失調症、感情障害、非定感情障害、境界性パーソナリティ障害、ボーダーライン症候群、神経症が絡み合い、ボーダーという概念ができる。自己像の歪み、自己感情の不安定、自分を傷つける行為、無茶食い、衝動性、自己破壊、分離、孤独、怒り、パニック、妄想、解離症状などが起きる。有病率、一般人口の2%、外来10%、精神科入院20%、人格障害の30から60%はBPDとされる。青年期から成人期まで慢性的な不安定さが続く。加齢とともに低くなる。識別診断ではBPDは気分障害と合併すしやすい。識別として、演技性パーソナル障害、人の注目を集めようとする。操作的な行動、急激な情緒変化を特徴としている。BPDは自己破壊性、親密な関係性を壊す。空虚感、孤独によって区別される。妄想様観念、幻覚は、共通している。
妄想性パーソナリティ障害と自己愛性パーソナリティ障害も些細な刺激に対して怒り、反応する。このケースは自己像が安定しており、破壊性、衝動性、見捨てられる不安が見にくいため、BPDと区別しやすい。反社会性パーソナリティ障害は、利益、権力、何らかの物質的な満足を得るための操作的である。BPDは相手の関心を得るための操作的である。依存性パーソナリティ障害はBPDと同じ見捨てられることに対して情緒的な空虚感、怒り、要求。
依存性パーソナリティ障害は、相手に対して献身的であったり、世話や支持を得るために代わりの関係を性急に求めたりする。
BPDは対人関係はより不安定である。
注 釈
このような症状、いわば病理的な症状を起こす予防として、カウンセリングが存在する、もしくは意義だと考えます。 そして、これらの症状の所以は欧米から由来しています。
disorderとはどういう意味なのでしょう?注文しない、つまり要求に応えないという意味で、日本では障害という言葉になっています。おかしくはないですか?何でも障害という言葉を使うのはどうかと思います。
私たちはこの言葉を安易に使うことを懸念しています。クライエントには十分な心遣いをしなければならないと真剣に想い、向き合っています。弊社の仕組みとして、精神科医のリファーも行いドクターと連携も取りながらカウンセリングをしています。なるべくお薬に頼らず、自力のところを最大限に引き出し、支え、自然治癒力のカウンセリングが役目であり、それを促すことでその本質があるのです。 少し心が病む、やや痛む、非常に痛む、ところから病理的、即ち心の病へと発展します。早めの予防が必要です。
それは心に限らず、外科的、内科的な症状と同じと思います。ストレスがたまれば、愚痴でも構いませんので、私たちが親身になって皆様の健康を大切に致します。またメール相談も受けていますので、お気軽にアクセスしてみて下さい。